◆azwd/t2EpEによる雑記です。 自由気ままに書いてみます。
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ξ; ⊿ )ξ(ちょっ、近い! 近い!)

 ドクオくんの友達二人は、私たちが座った席の真後ろに陣取ってきた。
 私からは、背中。ドクオくんからは、正面。
 ……ドクオくんが凄く気にしてるのがよく分かる……。

ξ;゚⊿゚)ξ(これじゃあ、会話丸聞こえだよね……?)

 ってことは、恋人らしい会話しなきゃいけないんだ……。
 うーん……上手くできるといいけど……。

(;'A`)「な、なに食べよっか?」

ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんでもいいけど」

 ぎ、ぎこちない……。
 何ヶ月も付き合ってる二人の会話じゃないよ、これ……。

(;'A`)「ミートパスタにしよっかなー……っと」

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、じゃあ私はカルボナーラで……」

 ……なんでこんなに、よそよそしいの?
 って、後ろの二人に思われてそうな気がする……。
 誰よりも、私がそう感じてるくらいだし……。

 これは……仕事だから。
 もっとちゃんと、恋人らしくしないと。

(;'A`)「お昼食べ終わったら、どこ行こう?」

ξ;゚ー゚)ξ「ドっくんと一緒なら、どこでもいいよ?」

(;'A`)「え……」

 あ、しまった……。
 これはちょっと、わざとらしすぎたかな……。

(;'A`)「ぼ、僕もだよ。どこでも嬉しいよ」

ξ; ⊿ )ξ(無理させてゴメンなさい……)

 強引に合わせてくれたけど、やっぱり違和感は拭えない。
 ……これはやっぱり、あんまり会話しないほうが得策かも……。

ξ;゚⊿゚)ξ「そうだ、観たい映画あったんだ。『未完成の空』ってやつ」

(;'A`)「あ、最近CMやってるやつ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「うん。それ観よ?」

(;'A`)「わ、分かった」

 映画館なら話さなくていいし、見られなくて済むし、一石二鳥。
 もう今日はずっと映画でもいいくらい?
 って、さすがにそんなわけには、いかないか……。

 ファミレスでの昼食を終えて、二人でシネコンに向かった。
 ……実質的には、二人と、更に二人と、もう一人。
 ペニちゃんは、同じファミレスに入ってたみたいだけど、私たちの席からは死角の位置だった。

 ファミレスからシネコンまでは、歩いていける距離。
 背後の足音をずっと耳にしながら、並び歩いて向かっていた。
 うーん……近いなぁ……真後ろだ……。

 ペニちゃんには、映画観るってメール送信済み。
 そしたら『映画終わるまで本屋でのんびりしてます』との返信が。

 ドクオくんは、若干の緊張を崩さないまま、俯き加減で歩いている。
 私も同じように、誰か知り合いに見られたりしませんように、と願いながら、シネコンへと進んでいた。
 まっすぐ歩いて、やがて角を曲がると、シネコンが見えてくる。

 ――――そこで、私は気付いた。
 唐突な、でも、さも当然であるかのような。

 そんな、違和感に。

ξ;゚⊿゚)ξ(……どういうこと?)

 ただの勘違いかも知れない。
 偶然だ、と誰かに言われれば、そうだよね、と言葉を返す。
 でも、どうしても気にかかる。引っかかる。

 もし、私が一瞬、感じたとおりなのだとすれば――――

 私は、何でも屋として、どう動くべきなんだろう。
 これは、もしかしたら、どの道を選んでも、完全無欠の幸せは訪れないかも知れない。

 ドクオくんに、喜んでもらえないかも知れない。

 私は、不安と思考と、焦燥に駆られながら、スクリーンの前に座ることとなった。


その15へ




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ξ; ⊿ )ξ(ちょっ、近い! 近い!)

 ドクオくんの友達二人は、私たちが座った席の真後ろに陣取ってきた。
 私からは、背中。ドクオくんからは、正面。
 ……ドクオくんが凄く気にしてるのがよく分かる……。

ξ;゚⊿゚)ξ(これじゃあ、会話丸聞こえだよね……?)

 ってことは、恋人らしい会話しなきゃいけないんだ……。
 うーん……上手くできるといいけど……。

(;'A`)「な、なに食べよっか?」

ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんでもいいけど」

 ぎ、ぎこちない……。
 何ヶ月も付き合ってる二人の会話じゃないよ、これ……。

(;'A`)「ミートパスタにしよっかなー……っと」

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、じゃあ私はカルボナーラで……」

 ……なんでこんなに、よそよそしいの?
 って、後ろの二人に思われてそうな気がする……。
 誰よりも、私がそう感じてるくらいだし……。

 これは……仕事だから。
 もっとちゃんと、恋人らしくしないと。

(;'A`)「お昼食べ終わったら、どこ行こう?」

ξ;゚ー゚)ξ「ドっくんと一緒なら、どこでもいいよ?」

(;'A`)「え……」

 あ、しまった……。
 これはちょっと、わざとらしすぎたかな……。

(;'A`)「ぼ、僕もだよ。どこでも嬉しいよ」

ξ; ⊿ )ξ(無理させてゴメンなさい……)

 強引に合わせてくれたけど、やっぱり違和感は拭えない。
 ……これはやっぱり、あんまり会話しないほうが得策かも……。

ξ;゚⊿゚)ξ「そうだ、観たい映画あったんだ。『未完成の空』ってやつ」

(;'A`)「あ、最近CMやってるやつ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「うん。それ観よ?」

(;'A`)「わ、分かった」

 映画館なら話さなくていいし、見られなくて済むし、一石二鳥。
 もう今日はずっと映画でもいいくらい?
 って、さすがにそんなわけには、いかないか……。

 ファミレスでの昼食を終えて、二人でシネコンに向かった。
 ……実質的には、二人と、更に二人と、もう一人。
 ペニちゃんは、同じファミレスに入ってたみたいだけど、私たちの席からは死角の位置だった。

 ファミレスからシネコンまでは、歩いていける距離。
 背後の足音をずっと耳にしながら、並び歩いて向かっていた。
 うーん……近いなぁ……真後ろだ……。

 ペニちゃんには、映画観るってメール送信済み。
 そしたら『映画終わるまで本屋でのんびりしてます』との返信が。

 ドクオくんは、若干の緊張を崩さないまま、俯き加減で歩いている。
 私も同じように、誰か知り合いに見られたりしませんように、と願いながら、シネコンへと進んでいた。
 まっすぐ歩いて、やがて角を曲がると、シネコンが見えてくる。

 ――――そこで、私は気付いた。
 唐突な、でも、さも当然であるかのような。

 そんな、違和感に。

ξ;゚⊿゚)ξ(……どういうこと?)

 ただの勘違いかも知れない。
 偶然だ、と誰かに言われれば、そうだよね、と言葉を返す。
 でも、どうしても気にかかる。引っかかる。

 もし、私が一瞬、感じたとおりなのだとすれば――――

 私は、何でも屋として、どう動くべきなんだろう。
 これは、もしかしたら、どの道を選んでも、完全無欠の幸せは訪れないかも知れない。

 ドクオくんに、喜んでもらえないかも知れない。

 私は、不安と思考と、焦燥に駆られながら、スクリーンの前に座ることとなった。


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【2008/08/30 21:31】 | 何でも屋
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名無しさん
ゴクリ…(;`・д・´)


名無しさん
ξ゜⊿゜)ξ「大人一枚、学生一枚ください」

(゜A゜)


名無しさん
学生証なんてしらんがな(´・ω・`)


名無しさん
アイツか…!

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コメント
この記事へのコメント
ゴクリ…(;`・д・´)
2008/08/30(Sat) 22:23 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
ξ゜⊿゜)ξ「大人一枚、学生一枚ください」

(゜A゜)
2008/08/31(Sun) 01:10 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
学生証なんてしらんがな(´・ω・`)
2008/08/31(Sun) 02:23 | URL  | 名無しさん #NkOZRVVI[ 編集]
アイツか…!
2008/08/31(Sun) 10:56 | URL  | 名無しさん #gVrIp3A2[ 編集]
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