◆azwd/t2EpEによる雑記です。 自由気ままに書いてみます。
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 とにかく必死で謝った。ハンドルに頭をぶつけそうな勢いで謝った。
 助手席のフサギコさんは『この世の終わりを見た』というような表情を浮かべている。
 後部座席のギコさんも完全に青ざめていた。

 二人の表情を見るに……本当に、大変なことをしでかしちゃったみたい……。
 いったいどれくらい謝ればいいんだろう……いや、もうその意味もないかも……。
 シューちゃんゴメンね……次に会うときは葬儀場だね……。

/ ,' 3「まぁまぁ、そんなに謝らんでもえぇわい」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?」

 貧困な語彙から必死で謝罪の言葉を絞りだしていたとき、荒巻組長は少しだけ微笑みながら言った。
 優しさが感じられる笑顔だった。

/ ,' 3「お嬢さん、左ハンドルは初めてかいの?」

ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい……」

/ ,' 3「なら右が甘くなるのは詮無きことじゃ。緊張しとるようじゃしの」

ξ;゚⊿゚)ξ「でも……」

/ ,' 3「そんなことでワシは怒ったりせんよ。気軽に運転しなさい」

ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい!」

 言い知れない安堵感が、完全に冷め切った体を暖めてくれた。
 ギコさんやフサギコさんも、冷や汗を流しながらほっとした表情を見せている。

 そうだよね。山内組の組長と言っても、ひとりの人間だもんね。
 思ったほど怖い人じゃないみたい。

 しばらく走って、ようやく高速に乗ることができた。
 ここからは踏み込んでいける。少しだけ気が楽になりそうだった。

(,,゚Д゚)「組長、せっかくなのでお話しておきたいのですが」

/ ,' 3「なんじゃい」

(,,゚Д゚)「三河組の橋口氏が、組長にお会いしたいそうです」

 追い越し車線に切り替えてトラックを追い抜いた。
 再びウィンカーを左に出し、走行車線を走っていく。
 やはり後ろのクルマはこのベンツに近づこうとしない。

/ ,' 3「ワシは会いとうない」

(,,゚Д゚)「橋口氏は先日、三河組の組長を引き継ぎました。是非その挨拶にと」

/ ,' 3「名前も知らん若造の顔なんぞ見たくはない。そう言っておけ」

(,,゚Д゚)「しかし、三河組を蔑ろにするような対応では、山内組としても」

/ ,' 3「……お前はいつからワシに口応えできるほど偉くなった? ギコよ」

 車内の空気が、一瞬にして張り詰めた。

 思わず鳥肌が立ってしまうほどの、威圧感。圧迫感。
 今なら分かる。この人が、山内組の組長なのだと。
 日本の裏社会を束ねるような人物なのだと。

(,,;゚Д゚)「も……申し訳ありません……」

 ギコさんは完全に縮こまっていた。脅えている、と言ったほうが表現は適切かも知れない。
 私はただ、怖かった。荒巻組長の顔を直視できなかった。


その16へ




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 とにかく必死で謝った。ハンドルに頭をぶつけそうな勢いで謝った。
 助手席のフサギコさんは『この世の終わりを見た』というような表情を浮かべている。
 後部座席のギコさんも完全に青ざめていた。

 二人の表情を見るに……本当に、大変なことをしでかしちゃったみたい……。
 いったいどれくらい謝ればいいんだろう……いや、もうその意味もないかも……。
 シューちゃんゴメンね……次に会うときは葬儀場だね……。

/ ,' 3「まぁまぁ、そんなに謝らんでもえぇわい」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?」

 貧困な語彙から必死で謝罪の言葉を絞りだしていたとき、荒巻組長は少しだけ微笑みながら言った。
 優しさが感じられる笑顔だった。

/ ,' 3「お嬢さん、左ハンドルは初めてかいの?」

ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい……」

/ ,' 3「なら右が甘くなるのは詮無きことじゃ。緊張しとるようじゃしの」

ξ;゚⊿゚)ξ「でも……」

/ ,' 3「そんなことでワシは怒ったりせんよ。気軽に運転しなさい」

ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい!」

 言い知れない安堵感が、完全に冷め切った体を暖めてくれた。
 ギコさんやフサギコさんも、冷や汗を流しながらほっとした表情を見せている。

 そうだよね。山内組の組長と言っても、ひとりの人間だもんね。
 思ったほど怖い人じゃないみたい。

 しばらく走って、ようやく高速に乗ることができた。
 ここからは踏み込んでいける。少しだけ気が楽になりそうだった。

(,,゚Д゚)「組長、せっかくなのでお話しておきたいのですが」

/ ,' 3「なんじゃい」

(,,゚Д゚)「三河組の橋口氏が、組長にお会いしたいそうです」

 追い越し車線に切り替えてトラックを追い抜いた。
 再びウィンカーを左に出し、走行車線を走っていく。
 やはり後ろのクルマはこのベンツに近づこうとしない。

/ ,' 3「ワシは会いとうない」

(,,゚Д゚)「橋口氏は先日、三河組の組長を引き継ぎました。是非その挨拶にと」

/ ,' 3「名前も知らん若造の顔なんぞ見たくはない。そう言っておけ」

(,,゚Д゚)「しかし、三河組を蔑ろにするような対応では、山内組としても」

/ ,' 3「……お前はいつからワシに口応えできるほど偉くなった? ギコよ」

 車内の空気が、一瞬にして張り詰めた。

 思わず鳥肌が立ってしまうほどの、威圧感。圧迫感。
 今なら分かる。この人が、山内組の組長なのだと。
 日本の裏社会を束ねるような人物なのだと。

(,,;゚Д゚)「も……申し訳ありません……」

 ギコさんは完全に縮こまっていた。脅えている、と言ったほうが表現は適切かも知れない。
 私はただ、怖かった。荒巻組長の顔を直視できなかった。


その16へ



【2008/04/27 22:03】 | 何でも屋
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名無しさん
組長KOEEEEEE


名無しさん
いいからさっさとアルファ書けよクズ


名無しさん
米2
http://azwd.blog115.fc2.com/?mode=m&no=48
こういうの読んでたらそういう幼稚な事言わないと思うけどね。
人の事情ってものがあるんだからさ。


荒巻の存在感すげぇw

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コメント
この記事へのコメント
組長KOEEEEEE
2008/04/27(Sun) 22:55 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
いいからさっさとアルファ書けよクズ
2008/04/28(Mon) 01:20 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
米2
http://azwd.blog115.fc2.com/?mode=m&no=48
こういうの読んでたらそういう幼稚な事言わないと思うけどね。
人の事情ってものがあるんだからさ。


荒巻の存在感すげぇw
2008/04/28(Mon) 10:55 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
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