/ ,' 3「振り切れるかいの? スーツのスカートは運転しにくいじゃろう」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫です、やれます」
少しスカートをたくし上げ、足を動かしやすくした。
ミッション車ではないため左足は使わないが、やっぱり足は自由に動かしたい。
ξ゚⊿゚)ξ「少し揺れます」
/ ,' 3「構わんよ」
悠然としている荒巻組長に向かって、バックミラー越しに笑いかける。
すぐにハンドルを切って車線を変え、前の車を追い越した。
オービスにウインクされないよう細心の注意を払いながら、クルマを続々追い抜く。
このベンツを追っているクラウンも必死だ。しかし、徐々に離れていくのが分かる。
このまま、見えなくなるところまで離してしまいたい。
ミ,,゚Д゚彡「もうすぐ駒門パーキングがある、そこに」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ、そこはスルーします。次の愛鷹パーキングに入りましょう」
/ ,' 3「賢明じゃな」
今はまだ早い。いなくなれば、パーキングエリアに入ったとすぐバレる。
完全に振り切ってからパーキングエリアに入って休息すべき、という意見は荒巻組長と一致しているみたいだ。
前を走っているマーチ、更に追い越し車線を走っていたアルテッツァを追い抜く。
その先にいた赤いヴェロッサが勝負でもしたがっているようだったが、無視して先に進んだ。
ノーマルなのかカスタムされているのか、クルマの中身は分からないけれど、このベンツは相当に速かった。
愛鷹パーキングまで1kmほどに迫った頃にはもう、クラウンの影なんて一切見えなくなっていた。
/ ,' 3「お疲れさんじゃな」
パーキングに入ってすぐ、荒巻組長はトイレへと向かった。
それにフサギコさんがついていく。
車内にはギコさんと二人で残った。
(,,゚Д゚)「助かったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「何もしてないですけど……」
(,,゚Д゚)「いや、アンタが鋭かったおかげで、組長の機嫌が良くなったみたいなんだ。
俺が変なこと言っちまって……空気悪くしちまったからな」
ギコさんがタバコに火をつけ、紫煙を吐き出す。
まるで安堵の息が視覚化されているかのようだった。
確かに、荒巻組長が怒ったときの空気は重かった。
荒巻組長の不機嫌さが露骨に出て、車内に蔓延していたからだ。
(,,゚Д゚)「何も言わなかったけどよ、多分アンタのこと気に入ってると思うぜ。
もう気付いてるだろうが、ウチの組長は好色でな。
キレイな女に目がねーんだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「気付いてませんでしたけど……」
(,,゚Д゚)「あれ? そうなのか?」
携帯灰皿にタバコを押し付け、ギコさんは微笑んだ。
首から上は本当に爽やかな人だなぁ……。
黒いスーツ見ると一気に怖い人だけど……。
その18へ
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫です、やれます」
少しスカートをたくし上げ、足を動かしやすくした。
ミッション車ではないため左足は使わないが、やっぱり足は自由に動かしたい。
ξ゚⊿゚)ξ「少し揺れます」
/ ,' 3「構わんよ」
悠然としている荒巻組長に向かって、バックミラー越しに笑いかける。
すぐにハンドルを切って車線を変え、前の車を追い越した。
オービスにウインクされないよう細心の注意を払いながら、クルマを続々追い抜く。
このベンツを追っているクラウンも必死だ。しかし、徐々に離れていくのが分かる。
このまま、見えなくなるところまで離してしまいたい。
ミ,,゚Д゚彡「もうすぐ駒門パーキングがある、そこに」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ、そこはスルーします。次の愛鷹パーキングに入りましょう」
/ ,' 3「賢明じゃな」
今はまだ早い。いなくなれば、パーキングエリアに入ったとすぐバレる。
完全に振り切ってからパーキングエリアに入って休息すべき、という意見は荒巻組長と一致しているみたいだ。
前を走っているマーチ、更に追い越し車線を走っていたアルテッツァを追い抜く。
その先にいた赤いヴェロッサが勝負でもしたがっているようだったが、無視して先に進んだ。
ノーマルなのかカスタムされているのか、クルマの中身は分からないけれど、このベンツは相当に速かった。
愛鷹パーキングまで1kmほどに迫った頃にはもう、クラウンの影なんて一切見えなくなっていた。
/ ,' 3「お疲れさんじゃな」
パーキングに入ってすぐ、荒巻組長はトイレへと向かった。
それにフサギコさんがついていく。
車内にはギコさんと二人で残った。
(,,゚Д゚)「助かったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「何もしてないですけど……」
(,,゚Д゚)「いや、アンタが鋭かったおかげで、組長の機嫌が良くなったみたいなんだ。
俺が変なこと言っちまって……空気悪くしちまったからな」
ギコさんがタバコに火をつけ、紫煙を吐き出す。
まるで安堵の息が視覚化されているかのようだった。
確かに、荒巻組長が怒ったときの空気は重かった。
荒巻組長の不機嫌さが露骨に出て、車内に蔓延していたからだ。
(,,゚Д゚)「何も言わなかったけどよ、多分アンタのこと気に入ってると思うぜ。
もう気付いてるだろうが、ウチの組長は好色でな。
キレイな女に目がねーんだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「気付いてませんでしたけど……」
(,,゚Д゚)「あれ? そうなのか?」
携帯灰皿にタバコを押し付け、ギコさんは微笑んだ。
首から上は本当に爽やかな人だなぁ……。
黒いスーツ見ると一気に怖い人だけど……。
その18へ
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ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫です、やれます」
少しスカートをたくし上げ、足を動かしやすくした。
ミッション車ではないため左足は使わないが、やっぱり足は自由に動かしたい。
ξ゚⊿゚)ξ「少し揺れます」
/ ,' 3「構わんよ」
悠然としている荒巻組長に向かって、バックミラー越しに笑いかける。
すぐにハンドルを切って車線を変え、前の車を追い越した。
オービスにウインクされないよう細心の注意を払いながら、クルマを続々追い抜く。
このベンツを追っているクラウンも必死だ。しかし、徐々に離れていくのが分かる。
このまま、見えなくなるところまで離してしまいたい。
ミ,,゚Д゚彡「もうすぐ駒門パーキングがある、そこに」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ、そこはスルーします。次の愛鷹パーキングに入りましょう」
/ ,' 3「賢明じゃな」
今はまだ早い。いなくなれば、パーキングエリアに入ったとすぐバレる。
完全に振り切ってからパーキングエリアに入って休息すべき、という意見は荒巻組長と一致しているみたいだ。
前を走っているマーチ、更に追い越し車線を走っていたアルテッツァを追い抜く。
その先にいた赤いヴェロッサが勝負でもしたがっているようだったが、無視して先に進んだ。
ノーマルなのかカスタムされているのか、クルマの中身は分からないけれど、このベンツは相当に速かった。
愛鷹パーキングまで1kmほどに迫った頃にはもう、クラウンの影なんて一切見えなくなっていた。
/ ,' 3「お疲れさんじゃな」
パーキングに入ってすぐ、荒巻組長はトイレへと向かった。
それにフサギコさんがついていく。
車内にはギコさんと二人で残った。
(,,゚Д゚)「助かったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「何もしてないですけど……」
(,,゚Д゚)「いや、アンタが鋭かったおかげで、組長の機嫌が良くなったみたいなんだ。
俺が変なこと言っちまって……空気悪くしちまったからな」
ギコさんがタバコに火をつけ、紫煙を吐き出す。
まるで安堵の息が視覚化されているかのようだった。
確かに、荒巻組長が怒ったときの空気は重かった。
荒巻組長の不機嫌さが露骨に出て、車内に蔓延していたからだ。
(,,゚Д゚)「何も言わなかったけどよ、多分アンタのこと気に入ってると思うぜ。
もう気付いてるだろうが、ウチの組長は好色でな。
キレイな女に目がねーんだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「気付いてませんでしたけど……」
(,,゚Д゚)「あれ? そうなのか?」
携帯灰皿にタバコを押し付け、ギコさんは微笑んだ。
首から上は本当に爽やかな人だなぁ……。
黒いスーツ見ると一気に怖い人だけど……。
その18へ
この記事へのコメント
なっ・・好色だと?・・ゴクリ
2008/04/30(Wed) 08:40 | URL | 名無しさん #-[ 編集]
おもすれwktk
2008/04/30(Wed) 09:54 | URL | 名無しさん #-[ 編集]
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