◆azwd/t2EpEによる雑記です。 自由気ままに書いてみます。
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(メ± ±)「依頼料は弾むでぇ。ナンボでも出したるさかい、こっちの依頼を――――」

ξ゚⊿゚)ξ「お引受けできません」

 本当は、後ろに逃げだしたい。
 だけどこの人、きっと躊躇いなく私を撃つ。
 だったら逃げても逃げなくても一緒だ。

 本心をぶつけるしかない。
 結果は神様が勝手に考えて、私に付きつけてくれると思う。

ξ゚⊿゚)ξ「何でも屋のポリシーとして……二つの依頼を同時に受けない、というものがあります」

(メ± ±)「……あぁ?」

ξ゚⊿゚)ξ「どちらか一方が疎かになってしまう危険性があるためです」

 男の腕が微かに動いた。
 それでも私は、不思議と動じなかった。

ξ゚⊿゚)ξ「私は今、他の方から依頼を受けています。
     これは完遂するまで絶対に放棄しません」

ξ゚⊿゚)ξ「……それに、私の仕事は、困っている人に心から笑ってもらうことです。
     誰かを傷つけた先に、それがあるとは思えません」

 背後からは街の喧噪。
 それでも、この場には静寂があった。

(メ± ±)「……ナンボで受けとんねん。10か、20か」

(メ± ±)「10倍出したるわ。足りんのやったら、50倍でもえぇわ。
      アンタみたいな別嬪さん殺すんは躊躇ってまうっちゅーもんやで、な?」

ξ゚⊿゚)ξ「いくら積まれたって、私は貴方の依頼を引き受けることはできません。
     お引き取り下さい」

(メ± ±)「……あぁ、そうかい」

 そこで、初めて。
 男は初めて、手をスーツの中から抜いた。

 同時に現れる拳銃。
 ピエトロ・ベレッタM92。

(メ± ±)「可哀想になぁ。素直にハイハイ言うとりゃえぇもんを」

ξ゚⊿゚)ξ「何でも屋としての筋を曲げたら……私は死んだも同然の女ですから」

 最初は、軽い気持ちで始めた仕事だった。
 もしかしたら儲かるんじゃないかな、なんて。

 でも、私が頑張った結果、誰かに喜んでもらえた。
 幼い頃から周りに迷惑ばかりかけてきた私が、人に感謝されるようになった。
 この職業に、誇りを持てるようになった。

 だから私は、死ぬまでこの仕事を続けよう、って決めたんだ。

(メ± ±)「立派なもんや。だからこそ早死にするっちゅーんを、最後に学べて良かったのぉ」

 引き金にかかる手。
 私は、状況の全てを把握したうえで、この場に立ち尽くしていた。

 荒巻組長もギコさんもフサギコさんも、みんな通夜に出ている。
 大阪在住の知り合いもいない。
 今は『あの子』がいるけれど、難波は多分ここから近くない。

 誰も助けてくれないこと、分かってる。
 でも、後悔なんてない。

 私は、何でも屋だから。
 最後まで、そう在りつづけることができたから。

(メ± ±)「ほんならな」

 ゆっくり、目を閉じる。
 目の前の男が、冷たい怒りを湛えたまま、私に銃口を向けていた。

 ――――そして、完全に目を閉じきる、直前。

 銃が、私の耳の側に移動した。


その25へ




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(メ± ±)「依頼料は弾むでぇ。ナンボでも出したるさかい、こっちの依頼を――――」

ξ゚⊿゚)ξ「お引受けできません」

 本当は、後ろに逃げだしたい。
 だけどこの人、きっと躊躇いなく私を撃つ。
 だったら逃げても逃げなくても一緒だ。

 本心をぶつけるしかない。
 結果は神様が勝手に考えて、私に付きつけてくれると思う。

ξ゚⊿゚)ξ「何でも屋のポリシーとして……二つの依頼を同時に受けない、というものがあります」

(メ± ±)「……あぁ?」

ξ゚⊿゚)ξ「どちらか一方が疎かになってしまう危険性があるためです」

 男の腕が微かに動いた。
 それでも私は、不思議と動じなかった。

ξ゚⊿゚)ξ「私は今、他の方から依頼を受けています。
     これは完遂するまで絶対に放棄しません」

ξ゚⊿゚)ξ「……それに、私の仕事は、困っている人に心から笑ってもらうことです。
     誰かを傷つけた先に、それがあるとは思えません」

 背後からは街の喧噪。
 それでも、この場には静寂があった。

(メ± ±)「……ナンボで受けとんねん。10か、20か」

(メ± ±)「10倍出したるわ。足りんのやったら、50倍でもえぇわ。
      アンタみたいな別嬪さん殺すんは躊躇ってまうっちゅーもんやで、な?」

ξ゚⊿゚)ξ「いくら積まれたって、私は貴方の依頼を引き受けることはできません。
     お引き取り下さい」

(メ± ±)「……あぁ、そうかい」

 そこで、初めて。
 男は初めて、手をスーツの中から抜いた。

 同時に現れる拳銃。
 ピエトロ・ベレッタM92。

(メ± ±)「可哀想になぁ。素直にハイハイ言うとりゃえぇもんを」

ξ゚⊿゚)ξ「何でも屋としての筋を曲げたら……私は死んだも同然の女ですから」

 最初は、軽い気持ちで始めた仕事だった。
 もしかしたら儲かるんじゃないかな、なんて。

 でも、私が頑張った結果、誰かに喜んでもらえた。
 幼い頃から周りに迷惑ばかりかけてきた私が、人に感謝されるようになった。
 この職業に、誇りを持てるようになった。

 だから私は、死ぬまでこの仕事を続けよう、って決めたんだ。

(メ± ±)「立派なもんや。だからこそ早死にするっちゅーんを、最後に学べて良かったのぉ」

 引き金にかかる手。
 私は、状況の全てを把握したうえで、この場に立ち尽くしていた。

 荒巻組長もギコさんもフサギコさんも、みんな通夜に出ている。
 大阪在住の知り合いもいない。
 今は『あの子』がいるけれど、難波は多分ここから近くない。

 誰も助けてくれないこと、分かってる。
 でも、後悔なんてない。

 私は、何でも屋だから。
 最後まで、そう在りつづけることができたから。

(メ± ±)「ほんならな」

 ゆっくり、目を閉じる。
 目の前の男が、冷たい怒りを湛えたまま、私に銃口を向けていた。

 ――――そして、完全に目を閉じきる、直前。

 銃が、私の耳の側に移動した。


その25へ



【2008/05/06 21:18】 | 何でも屋
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名無しさん
ツンかっけぇ・・・!
そして最後は何が起きたんだ


名無しさん
ツンさん結婚してください


名無しさん
なんで強調?!
wktkすぐる


名無しさん
こういう強調もブログならではだな


蒸発した名無し
……予想すると、実は(メ± ±)は荒巻一家だった……とか?

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コメント
この記事へのコメント
ツンかっけぇ・・・!
そして最後は何が起きたんだ
2008/05/06(Tue) 21:28 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
ツンさん結婚してください
2008/05/06(Tue) 22:14 | URL  | 名無しさん #XSHodX8M[ 編集]
なんで強調?!
wktkすぐる
2008/05/06(Tue) 22:56 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
こういう強調もブログならではだな
2008/05/06(Tue) 23:39 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
……予想すると、実は(メ± ±)は荒巻一家だった……とか?
2008/05/07(Wed) 21:03 | URL  | 蒸発した名無し #-[ 編集]
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